円高・円安とは
円高とは「円の価値が上がること」、円安とは「円の価値が下がること」を言います。たったこれだけで、とても簡単な話なのですが、実際は混同する人が多いです。
例えば1ドル当たり100円から110円になったとします。これは円高、円安のどちらでしょうか?「100円が110円になったから値上がりしているし、円高だ!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしこの答えは円安になります。先ほどお伝えした通り、円高とは「円の“価値が”上がること」です。前までは100円で1ドルと交換できたはずなのに110円が必要になったということは円の価値は下がったと考えることができます。
つまり、見た目の増減に惑わされずに、“価値”が上がったか下がったかを考えるようにすれば円高と円安を混同することはないはずです。